| 博多座のチケットをゲットするのも楽じゃ〜ない |
| ♪いまも〜 聞こえる あのーお袋の声 ぼくに人生を教えてくれた やさしいおふくろ 言うまでもなく、上の歌詞は武田鉄矢率いる『海援隊』の大ヒット曲「母に捧げる バラード」の一小節である。武田鉄矢は福岡市出身。今でこそ髪の毛もふつうの 長さになっているが、当時は肩までもある長い髪を振り乱して歌ったり、TBSの人 気ドラマ「3年B組金八先生」では名物先生として、教師を目指す人が増えたとい う高視聴率番組の主役だった。 その彼が、7月の博多座公演で、母親と息子(本人)の二役を演じる、その名も 「母に捧げるバラード」の舞台で、地元凱旋を果たすという話は昨年のうちから知 っていた。「100%正調博多弁の舞台、おもしろいだろうな、行きたいな」と思って いた。今月に入り、テレビCMや新聞広告にも登場し始め、友達に「一緒に行こう よ」と誘いをかける。彼女も忙しく、私との日程調整がなかなかつかない。 で、結局7/7(水)に行くことに決定したのが、チケット発売開始前日の5/14だっ た。劇団四季は、会員でもありインターネット予約もできるので、だいたい思い通 りの席が確保できるが、博多座は電話予約かチケット売り場に出向かないと席が 取れない。今まではいろんな人に頼んだり、頂いたり、地元のお買い物シールを ためて交換したりと、あまり労せずしてチケットを手に入れていた。 しかし、今回ばかりはそうはいかないようで、しかも演目は「母に捧げるバラー ド」。チケット予約に殺到することは目に見えている。それでも電話をかけ続ける しかない。そう、日本シリーズのチケットを取るときのように。発売日の午前10時 から予約開始ということで、無駄とはわかっていたが、10時15分前からリダイヤ ル機能を使って何度も何度もかけ続けた。それでも聞こえてくるのは「ただいま 大変混み合っております・・・」のコンピュータ音声ばかり。 10時半を過ぎてもまったく状態は変わらない。そろそろ私もいらいらしてきた。 このままだと、つながったときには「完売です」なんてことにもなりかねない。で、 発想の転換である。チケットは博多座予約センターへの電話の他、ローソンチケ ットとチケットぴあでも予約を受け付けているが、とにかく電話はどこも同じだろう。 それで、久留米で窓口販売をしているところを探した。するとJR久留米駅のみど りの窓口と西鉄旅行久留米支店があった。もう、これは足で稼ぐしかない。まず、 JR久留米駅へ向かう。「博多座のチケットはここで買えますか?」「はい、いつの 分がお入り用ですか」と愛想のいい駅員さん。「7/7(水)お昼のB席2枚と7/8(木) お昼のA席1枚(これは、私がチケット入手を画策しているのを見て、母も便乗して 「私のも予約して」とちゃっかり頼まれた分である)なんですけど」 すると、7/7はA席も特B席もB席も1枚しか残っていません。C席は完売です」と 言う。「ええーっ、じゃー7/7は2人ではいけないの!?」「じゃー、7/8は?」「はい この日はA席が1枚あります」「それじゃー、その分だけください」とうなだれて、久 留米駅を出た私。 もう、最後の砦、西鉄旅行に飛び込んで「博多座のチケットありますか?」と藁を もすがる気持ちで尋ねたら「ええ、ありますよ。いつの分のどのお席ですか」と座 席表を見せてくれた。なんと、B席はB席の中では最前列(と言っても二階席だが) の舞台に向かって左よりの席がまだ4席残っているという。すぐにその席をチャー ジである。そして、「8日のA席はどこがありますか?」と、さっきJRで取った母の席 と比べてみたら、舞台に向かって一番左端のグループの中の席だった。JRで取っ て正解だったようである。そしてBとCの席は西鉄旅行が最前列4席を確保してい るということで、私たちは西鉄旅行で取って正解だったようだ。しかし、これは賭け のようなもので、双方を天秤にかけていたら「二兎追うもの一兎も得ず」となってし まうかもしれない。まー、結果オーライだった。 帰ってきて、母にチケットを差し出して「もーのすごく大変だったんだからね、そこ のところちゃんとわかっといてよ」と言って渡した。「うん、よくわかっとるよ。ありが とね。で、いくら?」と聞くので「母の日のプレゼントもしとらんし、これがプレゼント たい」と言って渡した。ほんとに、これが私の『母に捧げるバラード』となった。 お後がよろしいようで・・・・ (2004. 5.15 記) |
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